ソースの2度漬けは禁止です

まぁぼちぼちやって行きます

『NHKドキュメンタリー 731部隊(後略)』と併せて参考にしてほしい読み物1

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この投稿は移転前のブログの再掲です

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こんにちは!都内も大雪警報が出ました。みなさん、どうぞお足下に気をつけてお帰りくださいね。

雪道を歩くコツは
・なるべく新雪の上を歩くこと
・真上から踏むこと


明日も寒い場合にはコンクリートの上は本当に気をつけて!
アイスバーンって目視しにくいです!

リンクは貼りませんが取り付け式のスパイクというものが売られていますので、外回りのお仕事の方は持っていてもいいかもしれませんね。

さて、前置きが遅くなりましたが本題に入ります。

今日は昨晩放送されましたNHKドキュメンタリー 731部隊 人体実験はこうして拡大した/隊員たちの素顔』を取り上げます。

そもそも「731部隊って何よ?名前だけは聞いたことがあるけど…」という方は、Wikipediaで簡単に復習しておいてくださいね♪読みやすくなります→こちら

(冒頭引用)

昨年8月に放送し、大きな反響があったNHKスペシャル「731部隊の真実」。その制作の際にアメリカやロシア、そして日本で積み重ねた膨大な取材をもとに、BS1スペシャルをお届けします。


と始まる紹介ページ→こちら

今回は隊員や家族の目線から見たものが主軸のようです。
残念ながら見逃してしまったので再放送リクエストのボタンを押しておきます。ポチッ!

Twitterでも話題になっていたようで番組の概要を伝えてくれる方が何人かいました。

番組内では交換取引に関する証言があったようです。(※1)

人体実験は治験と違い対象となる人物の安全を考慮しません。つまり死ぬ危険性があるということです。そんな人体実験に同意など得られるわけがありませんから、そうそうできるものではありません。そもそもしてはいけないものです。

逆に言えば倫理を犯してまで得た実験データは入手困難で大変貴重とも言い換えることができます。その実験データをアメリカに提供する見返りに、本来責任者である人たちは訴えられずに済んだというのがその取引の内容です。

証言を裏付ける資料は日本では見当たらなかったのですが、米国公文書図書館にはしっかり保管されていました。

あら、ここでも米国公文書図書館?
というわけで調べてみました。

この番組で取り上げられた機密「だった」文書の公開は2007年1月に行われています。

日本でも当該文書の公開がなされたことが報道されています。
報じたのは産経Web。2007年1月18日のことでした。

既にリンクは切れていますが当時掲載された記事を入手できました。
その中から一部を抜粋します。

昨晩放送されたNHKドキュメンタリー。再放送の際には併せて参考にしたいですね。

このテーマはあと2回続きます。


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旧日本軍「細菌戦研究」 米が機密文書公開

保身引き換えに

 石井中将は自らと部下の保身と引き換えに、細菌戦研究の成果を米側に引き渡したとされてきたが、47年6月20日付の米軍最高機密文書は、こうした説に沿う内容を含んでいる。

 「細菌兵器計画の主要人物である石井中将は、問題全体にかかわる協約を現在執筆中だ。文書には細菌兵器の戦略、戦術的な使用に関する彼の着想が含まれる。石井中将の約20年にわたる細菌兵器研究の骨格が示される見通しであり、7月15日には完成する」

 同じ文書には、「日本南部の山中」に隠されていた「細菌に侵された200人以上から採取された病理学上の標本スライド約8000枚」が、47年8月末までに米側に提供されることも付記されていた。


(2007/01/18 10:26 Sankeiweb)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070118/usa070118004.htm


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※1
ある種の司法取引と呼んでいいのかどうかわからなかったので、このような表現になりました。

司法取引とは
共犯者の犯罪内容を告白したり捜査や裁判に協力したら罪を軽くしますよ。という取引。
利害関係が一致することでより複雑な事件解明がなされる一方、問題もある。

コトバンクでの定義は→こちら